· 

【 売れないのを天気の所為、主催者の所為にしてる奴等に告ぐ。売れねえのはお前の接客態度とつまらねえ作品の所為 】in 茅野クラフトフェア



そんな国王の言葉が正論過ぎてグウの音も出なかった初日。


こうして真上から見てもかっこいいブースとは裏腹に、苦戦を強いられて腐りかけたテコリーヌ。台風の影響で出展をキャンセルする作家さんすらいたのですから、当日の賑わいがどの程度だったかと言うと…まあ…多くの出展者が一斉に昼寝しちゃうほど暇だったタイミングもありました。

そんな初日、新潟県から家族でこのイベントをめがけて来たというS谷さん姉弟が、その腐りかけのテコリーヌをハッと正気にさせてくれました。なにせ台風だろうと県外だろうと構わずクラフトフェアに出掛ける様な筋金入りのクラフト愛好家がこの会場に現れたんです。そこでふと足を止めて、初めて見るテコリーヌの作品にワクワクしてくれてるのです。常に全力、その人に全身全霊を捧げるのがテコリーヌのはずなのに、腐ってる場合じゃないんです。

クリスタルの剣先チャームを喰いいる様に見つめて離れない中学生の少年と、黙って付き添う優しい高校生のお姉ちゃん。今日の訪問者がたとえこの2人だけでも、そうでなくても、今この瞬間テコリーヌはあなた達に全力を捧げます!

そんな訳で弟君、姉のMちゃん、テコリーヌの接客ウザくなかったかな?(笑)本当にありがとう!



その様子を国王と共に静かに見守っていたのは、長野市のオシャレ番長S原さん。そう、こんな時にこの会場に来る筋金入りと言ったら、S原さんもですね(笑)そして謎の安心感。それにしても国王と変わらない歳なのにスタイルの良いこと!国王、もうちょっと頑張って!

S原さん、ありがとうございました。来月の木曽で再会しましょうね。

そしてタイトルと冒頭の通り、この日の終わりに出た国王の言葉にグウの音も出なかったテコリーヌは、自分の傲慢さ、自分に言い訳をするダサさを反省しました。

どんだけ意識が高かろうが、過去や他所の何を知っていようが語ろうが、今いるところで人に足を止めても貰えない作家なんて傍から見ればただの雑魚ですからね。

けれど今日新潟から来たS谷さん姉弟にとってのテコリーヌは、雑魚なんかじゃありませんでした。だからこそ、猛省しました。そうやって心を入れ替え臨んだ翌朝。



「 よぉ、3500円。」そう言って歩く足も止めずブース前を通り過ぎていく無派師匠。初日の売上を報告してからというもの、こんな呼ばれ方をされる始末…。

クラフト界の地獄はつくづく容赦の無い、えげつないものです(笑)

こんな底辺極まる始まり方をした2日目ですが、すっかり心を入れ替えたテコリーヌは、たった2組だけれど想像もしなかった様な素敵なご縁に恵まれたんですよ。

まずはマダムI藤さん。近くの高原にある別荘に滞在していたのだそうで、名古屋の自宅に帰る今日、駅前で開催されているこのイベントに寄ってみたのだといいます。そんなI藤さんは他のアクセサリーには脇目も振らず鎖帷子のブレスレットをご試着。まるで絵に描いた様な勝ち組…じゃなくてエリート階級の( 言い換える必要もなかったりして ) 控え目で上品で綺麗なご婦人です。そんな人がこのイベントの、しかもこのブースに足を止めること自体が夢の様なのに、まさかの鎖帷子ブレスレットを選び、うふふ、気に入っちゃった。これください。みたいな事を言うんです。最初から最後まで可愛らしくてエレガントなお買い物スタイルに思わずウットリ。I藤さん、テコリーヌの大好きな名古屋でまたお会い出来たら嬉しいです!

そしてもう1人の、こちらもマダムのM上さんは、がま口のネックレスに一目惚れ。鮮やかな赤いワンピースを着たちょっとアバンギャルドな人です。60代だろうと思っていたら、80代だったか70代後半だったか、あまりの衝撃でどっちだったかも忘れてしまいましたが(笑)とにかくお世辞ではなく本当に若々しく華やかなM上さん。

こんな田舎でこんな可愛いものに出会えるなんてね。お値段は全く可愛くないけどネ。じゃあこれちょうだい。


ちょっと!なんてパンクなおばあちゃんなんでしょう!

だってこれに何万も出すほどの価値が私にとってはあるんだから、しょうがないでしょう。ですって。どこのデヴィ夫人ですか? と思ったら東京の人ですって。現在住んでいるのは諏訪なんだそう。そんなM上さんは別れ際にこんな事を言いました。

私は92歳まで生きるって決めてるの。いつ死んじゃうか分からないけどね。でもたとえ明日死んじゃうとしてもオシャレしたいの。アクセサリーが好きなの。誰も持ってない様な、とびっきり可愛いのがいいの。

なんかこう、文章にすると歴史に残る人の語録みたいじゃないですか? M上さん、いつまでも元気にぶっ飛んでいてください。私も負けません。誰も持ってない様なとびっきり可愛いものを、またテコリーヌのところで見つけてもらいたいですから!

と、そんなわけでこれ以上ないくらいに誇らしい気持ちをくださった2人のマダム、本当にありがとうございました!



何かの物産展に見えなくもない会場の一部



近所のブースで万華鏡を覗いてはしゃぐ国王。

こうして冷静さと余裕を取り戻したところでお向いのブースの女性と改めて交流。初日の朝1番に挨拶をしに来てくれたエッグさん。はじめまして!と思ったら、なんとエッグさん、テコリーヌブログの読者なんですって!お客さんとの交流を綴っているのがほとんどで、おそらく知ってる人の登場もないであろうこのブログをいつも楽しく読んでますって…。何故? ていうか本当に?

きっかけは何かと聞くと、イベントで大赤字を出して凹んでいた時に「 クラフトフェア    売れない 」っていうワードでググッたらテコリーヌのブログが上位にあったからと…。し、知らなんだ(笑)

まあ乱高下は激しいけど、常に売れない作家って訳でも無いんだけどな。おかしいな(笑)

でもそれ以降ずっと楽しく読んでくださってると言うんですから、エッグさんがいい人なのは間違いありません。駄目な時も等身大の自分でクラフト行脚を全力で楽しむ、そんなテコリーヌに励まされたのだと、そう言ってくれました。確かに、常に「 サイコー!!」なんて見栄張り通せませんし、正直者なのでね。こんなテコリーヌでも誰かの励みになっていたなんて、そりゃあ嬉しいですよ!





エッグさんの作品、凄く可愛いんです。本物の卵の殻を使ったどこかの国の伝統工芸って国王が言ってたかな?ちゃんと説明出来なくて申し訳ないですけど本当に可愛いんです!来月の木曽の手仕事市にも出展されるそうですから、行く予定の方、是非、実物を見てください。とにかく可愛いんですから!

行けない方は こちらのblogでご覧頂けます。




おい3,500円。今日はちったぁ頑張ったか? 

そう言えば抱きつかせてもくれなかった無派師匠。帰りの挨拶をしに行ったら余裕の表情だったのが悔しいけれどさすがです。私もちったぁマシな報告が出来て良かったですし、ライバルの魔女あさこさんも売れっ子だと言うのに抱きつかせて貰えなかったと知って、何故か安心しました。

あと、会場となった茅野市民館の館長さんなのか職員さんなのか、朝夕と出展者用の出入口に立っていた男性 ( おじさん ) がいたんですけどね、その男性が、朝出迎えてくれた時も帰りに見送ってくれた時も、心から気持ちの良い笑顔と挨拶と声掛けをしてくださったのが忘れられません。今思えば、その事にもとても支えられた様な気がします。ありがとうございました!

気持ちの良い笑顔と挨拶って、それだけで何かの力があるんですよね。

テコリーヌも見習って、次のイベント、木曽の手仕事市に備えて今日から笑顔の練習です!ついでに、作品作りにも励みます!

コメントをお書きください

コメント: 4
  • #1

    ASAKO (月曜日, 29 7月 2019 18:26)

    お疲れ様~!
    ホント、売れないのはお天気や主催者のせいじゃないよね(^_^;)
    (多少はあるかも…もしょもしょ…)
    いやいや!
    とりあえずチケット代が出て良かったね~(^-^)v
    ちなみに私は売れっ子なんかじゃありませんことよ~~�

  • #2

    ASAKOさんへ。テコリーヌより。 (火曜日, 30 7月 2019 03:12)


    ( もしょもしょ… ) ← 実はここにも色々ありますよね(笑)

    私の目標はあさこさんの様な本物の売れっ子になる事なんです。だから否定しないでください(´・・`)

    そして無派さんに「 35万円 」とか 「 350万円 」などと大声で呼ばれたい(笑)

    それより あさこさん。何処で飲むか、こんど決めようね(^^♪

  • #3

    梓川サイトー (水曜日, 31 7月 2019 08:03)

    来月の木曽は襲撃します!
    (予定)(笑)

    ウォレットケースを探してます�
    良い出会いに期待してます。(^-^)/

    国王さんにも宜しくお伝えくださいませ(^-^)/

  • #4

    梓川サイトーさんへ。テコリーヌより。 (水曜日, 31 7月 2019 18:45)

    あれから1年が経つのですねぇ。

    出会ったイベントで再会できたら、当たり前だけど この上なく嬉しいです!

    来ることになったら、本気の暑さ対策をしてお越しくださいね!良いウォレットケースが見つかりますように。