全く様子の掴めないデザフェスでかつてないカオスを体験すると共に確たる手応えをガシガシ掴んで無事帰還。前編。


デザフェス、行ってみたらその規模もパワーも本当に桁外れにビッグでした。そんなパワフルなイベントでしたが、テコリーヌは臆することなく存分に楽しみながら全力を出してきましたよ。ほぼアウェイの東京で、思った以上に多くの人に知ってもらい楽しんでもらえたのではないかと思います。だから、結果としては大満足!体だけはボロ雑巾になって帰ってくるであろうと覚悟していたのも、その満足感から気持ちが充実していた為か、以外と元気に帰宅。次のデザフェスに向けた作戦を夫婦で話し合うほどには余力がありました(笑) そんなイベントリポートです。

さて、先ずいつものクラフトフェアではイベント当日の朝に自宅を出発するテコリーヌですが、今回は道路やビッグサイト周辺の混雑がどうなのか分からないので前夜に出発しました。談合坂SAで仮眠をとり早朝に現地入り。


ビッグサイトの外観。画面に収まりきらないデカさ!


警備員さんの誘導に従って搬入もスムーズ。イベントは11:00開始なのですが7:00には搬入が済んでしまいました。

ということでブース設営が済んだら開始前までに会いたい人のブースに急いで向かうテコリーヌ。我が心の先生、名古屋の非公式ご当地ヒーロー・オレパンダー(以下、オレパン先生)のもとへ。同じ階でエリアが近かったことがとにかく幸運でした。


オレパン先生も名古屋からほとんど寝ずに来たとの事で、いつもに増して変なテンション。先生の奥様とは手を取り合って再会を喜び合う。

そして会場にイベント開始のアナウンスが流れると、出展者達が一斉に拍手。へぇ、と感心しながら振り返ると、入口付近に凄い行列が!



そしてゲートオープンと同時になだれ込む人々。テコリーヌのブース前を駆け抜けていく人々。

どこへ向かうんでしょう?けっこう全力疾走する人なんかもいて驚いたんですが、いちばん驚いたのは、見るからに目が不自由と思しき人が凄い速さで白いステッキを左右に振り振りしながら走り過ぎて行ったこと。えー??本当に?それとも新手のコスプレか?!とにかくポカーン…。こんな状況で接客とかそんな余地は1ミリもないわけですから、成す術もなくその光景を眺めるだけです。そのうちみるみる列が出来上がり「最後尾」というお手製っぽい札を掲げる最後尾のお客さんがテコリーヌのブース近くに立っていました。で、次に並ぶ人が来ると、お客さん同士でその最後尾札を引き継いでいるではないですか。ほう。早速デザフェスのプロ達に学ぶ初心者の私。そこまで人気の作家さん、いったいどんな作品なんでしょう?結局2日間自分のブースから1歩も出ることの無かった私には分かりませんでしたが。

こりゃあしばらく何も出来んな。と、国王が言った通り、こうして先を争うように来るお客さんが落ち着くまでは本当に成すすべもありませんでした。クラフト界ではまず無い光景ですよね。それに慣れない私はこの光景だけで絶望。これはもう終わったかなぁ、早く帰りたいなぁ…って。そして目の前がぼやけてきて、ぼーっとマヌケな顔で遠くを見ていた時だったと思います。ゴリゴリに武装したコスプレイヤーが目の前に立っています。幻覚でしょうか。いいえ、本物です。

へぇー!初めてこんな間近で見るコスプレイヤーに一気に目が冴えます。でもちょっと待って。この場合は、いつも通りの接客で良いのかしら、それとも某夢の国のように中の人なんていないに決まってる風に振る舞うのが流儀なのでしょうか、思わず一瞬迷って、結局テコリーヌの流儀を貫く(笑) だってこちらはテコリーヌ王国。わたくし王妃なんですから。

さて、そのコスプレイヤー男性、ハットを被りペストマスクと呼ばれる顔が全て覆われるマスクをしているために、年齢不詳だし何よりどこを見て話せば良いのか分からない…。とりあえず目のあたりを見ながらも、私のその目が泳いでいたんじゃないかと思われます。何もかもが要領を得ない中、しかしその男性はとても紳士で気さくなのです。気になる作品をじっと見ながら(どこから見えるんだろう)色々質問をしてくれますし(しゃべるんだね)また、作品を手に取るその手が優しい。まるで大切なものをそっと包み込む様な。これは凄い人が現れましたよ。そして革紐のネックレスストラップをご購入くださいました。実はこれ、きちんと撮影している時間もないくらいに直前に出来上がったものでして、写真はまた後日、と思って出品したのですが、その後も売れて (と言っても2つしかなかったですが) 結局ブログを見てくださっている皆様にお披露目することなく完売。また必ず同じものを作ります。どうやら需要がありそうです。

こうしてコスプレイヤーさんとの交流は終わり……な訳がありません!素敵すぎますから写真撮らせてください。ってことで撮影。

どうですか、このクオリティ。名古屋のイベントでも素敵なスチームパンクの方々を見かけてはいますが、こちらもまた違った凄さ。ふと、マスクの隙間から見えたお顔がこれまた恐ろしいほどの美青年であったため、益々心が震えるではありませんか。けれど、マスクを取って素顔を見せろとはさすがに王妃の私でも言えません。(それがコスプレイヤーに対してルール違反かどうかはわかりませんが) 

こうしてお客さん第一号となったコスプレ紳士との交流にジーンとしようと思いきや、コスプレイヤー達との交流はこの後からとんでもない怒涛の展開になり、余韻に浸る暇など無いのでした。

後半に続く。